ギター演奏に役立つ音楽理論

音楽理論を少しだけでも理解していると、ロックギタープレイに独自の応用が効くようになるよ
アドリブもガンガン弾けるようになるかも

Scale スケール

メジャースケール

長音階(メジャースケール)はいわゆる「ドレミファソラシド」で、 全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音という音の並びになります。

Cメジャースケール

マイナースケール

短音階(マイナースケール)は、数種類あります。

ナチュラルマイナースケール

日本語では自然的短音階といいメジャースケールのⅥ音(6度)から並べ直したもの(Ⅵ-Ⅶ-Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ-Ⅳ-Ⅴ)
全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音という並びになります。

Cナチュラルマイナースケール

ハーモニックマイナースケール

ヘビーメタルなどでよく使用されているスケールで、ナチュラルマイナースケールのⅦ音を半音上げたスケールです。
クラシック音楽のような、リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンが楽曲やギターソロパートなどで多用しています。

Cハーモニックマイナースケール

メロディックマイナースケール

ハーモニックマイナースケールからさらにⅤ音を半音上げた音階をメロディックマイナースケールとよびます。
ロックミュージックでは使用されることは少ないと思いますが、ポップスや日本の昭和歌謡曲などではイントロ終わり部分などで次のコーラスに移行する際に変化をつけて印象的にするなどの作曲手法で使用されていることが多かったりします。

Cメロディックマイナースケール

ペンタトニックスケール

ロックやブルースで基本となるスケールです。

メジャーペンタトニックスケール

メジャースケールから完全4度と長7度を抜いた5音構成で、ロック以外でも昭和歌謡でも使用されています。

Cメジャーペンタトニックスケール

マイナーペンタトニックスケール

メジャーペンタトニックスケールを長6度から並べ直したスケールで、ブルースやハードロックではメジャーキーの曲であってもほぼマイナーペンタトニックスケールを用いてギターソロを弾いたりします。

Cマイナーペンタトニックスケール

ブルーノートスケール

マイナーペンタトニックスケールに減5度を加えた6音構成のスケールです。
メジャースケール上の3・5・7度を半音下げた音をブルーノートよび、このブルーノートの使用がジャズやブルースのサウンドの特徴です。
実際には正確に半音下げる感じではなく0.75音前後くらいの微妙なトーンで、ギターでは微妙なクォーターチョーキングで表現したりします。
マイナーペンタトニックと併用することが多いです。

Cブルーノートスケール

ディミニッシュスケール

ルートから全音・半音を繰り返し規則的に並べた8音構成のスケールです。
クラシカルロック・メタル系でよく使用されるディミニッシュコードで使用できますが、メタル系では1音半ずつ並べた4音構成のスケールとして演奏されることが多いです。

Cディミニッシュスケール

平行調と同主調

CとCmのように主音が同じスケールのキーを同主調(パラレルキー)と呼びます。
CとAmのように、スケール構成音が同じで並びが違うキーを平行調(レラティブキー)と呼びます。

よくテレビなどでポップなメジャーキーの曲を悲しげなマイナーキーにして演奏するというパフォーマンスがありますが、これはその曲を同主調に変換して演奏、もしくは平行調で演奏している場合もあります。

平行調の関係性はギターでは指板上で視覚的にわかりやすく、ルートがフレット4つ分離れた位置関係で高いほうがメジャー、低いほうがマイナーのキーになります。

同主調
平行調

コードスケール

一つのコード上でメロディラインやフレージングに使用できる音をルート音から並べたものをコードスケールといい、コードトーンとそれ以外のノンコードトーンにより構成されます。
厳密に言うと難しいのですが、簡単に言うと、使用するコードを構成する音を含むスケールと考えてもいいかと思います。

ヘビーメタルやプログレッシブ・ロックなどでジャズの影響を受けた楽曲などではジャズ的アプローチでコードスケールを駆使することもあるかと思いますが、初心者の段階ではさほど気にする必要はないと思います。
ほとんどのロックミュージックでは、メジャースケール・マイナースケール・ペンタトニックスケールを押さえておけばなんとかなりますし、ヘビーメタルなどでもハーモニックマイナースケール・ディミニッシュスケール・ミクソリディアンスケールあたりを楽曲によっては使用されているので知識としてあればよいかと思います。

モードスケール

中世の教会音楽で使われていたチャーチ・モード(教会施法)の名称をコードスケールに転用したものです。
長音階(メジャースケール)の7つの構成音をそれぞれトニックとし、並べ替えた形になっています。
なのでダイアトニックコード上で使えるスケールとして覚えておくとよいです。

次にロックでもよく利用される代表的なスケールをご紹介します。

アイオニアンスケール

スケール構成はメジャースケールと同じで、この他のモードスケールの基盤となり、ダイアトニックスケールとも呼ばれます。

Cアイオニアンスケール

エオリアンスケール

メジャースケールを6度から並べ直したマイナー系スケールで、スケール構成はナチュラルマイナースケールと同じです。

Aエオリアンスケール

ミクソリディアンスケール

メジャースケールを5度から並べ直した短7度を持つメジャー系スケールです。
ドミナントセブンスなどで使用できますが、HR/HM系の音楽ではドミナントに限らずセブンス・コード系で使用するプレイヤーもいます。

Gミクソリディアンスケール