ギター演奏に役立つ音楽理論

音楽理論を少しだけでも理解していると、ロックギタープレイに独自の応用が効くようになるよ
アドリブもガンガン弾けるようになるかも

Chords コードとコードネーム

コードとは

音程の異なる3つ以上の音を積み重ねた和音をコードと言います(ロックギターでは実際に鳴らす音を2音に省略した場合でもコードと言うことがあります)。

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ギターでは概ね、弦の押さえ方でオープンコードとバレーコードに大別されます。
開放弦を用いたコードの押さえ方をオープンコード、人差し指などで複数の弦を押さえる形をバレーコードと呼びます。

コードネームの仕組み

コードは、ルート音(コードの基準となる音)にどの音が組み合わさっているかによって種類が決まり、コードネームとして表されます。
次項よりロックギターでよく使用される代表的なコードを紹介します。

トライアド(三和音)

1,3,5度の3音で構成されたコードをトライアド(3和音、所謂ドミソ)といいます。
以下ご紹介するコードネームはキーとルート(幹音)をCの場合でご紹介し、ロックギターでよく使用されるコードをご紹介します。

メジャー・トライアド

表記:C
ルート音に長3度と完全5度をあわせたコード。
構成音:C E G

メジャー・トライアド メジャー・トライアド

マイナー・トライアド

表記:Cm
ルート音に短3度と完全5度をあわせたコード。
構成音:C E♭ G

マイナー・トライアド

ディミニッシュ・トライアド

表記:Cdim
ルート音に短3度と減5度(5度の半音下)をあわせたコード。
構成音:C E♭ G♭

ディミニッシュ・トライアド
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dim はロックギターも含め一般的にはトライアドではなく減7度(7度の半音下)を加えたdim7(ディミニッシュセブン)を指し、構成音は C E♭ G♭ A 。

付加和音

前述のトライアドコードに6度や7度を追加したコードを付加和音と呼びます。
ギターではメジャーコード・マイナーコードを押さえたときに、1つ音を足したり、押さえ方を少しだけ変えるイメージです。

セブンス

表記:C7
メジャー・トライアドに短7度(7度の半音下)を付加したコード。
ロックギターではマイナー・セブンスとあわせて非常によく使用されブルース的な雰囲気になります。
構成音:C E G B♭

セブンス セブンス

マイナー・セブンス

表記:Cm7
マイナー・トライアドに短7度(7度の半音下)を付加したコード。
ロックギターではセブンスとあわせて非常によく使用されブルース的な雰囲気になります。
構成音:C E♭ G B♭

マイナー・セブンス

メジャー・セブンス

表記:CM7(Cmaj7,Cmajor7と表記されることもあり)
メジャー・トライアドに長7度を付加したコード。
ロックギターではおしゃれな雰囲気を演出したいときなどに使用されたりしています。
構成音:C E G B
※セブンスと混同しがちなので注意

メジャー・セブンス

マイナー・メジャー・セブンス

表記:CmM7
マイナー・トライアドに長7度を付加したコード。
ややこしいですが、Cmコードに メジャーセブンスの音を付加する形になります。
構成音:C E♭ G B

マイナー・メジャー・セブンス

マイナー・セブンス・フラット・ファイブ

マイナーセブンスコードの5度のポジションを半音下げたコード。ポップスなどではよく使用されますが、ロックギターでは省略コードや転回形コードをこのように表現されることがよくあります。

マイナー・セブンス・フラット・ファイブ
memo

ロックギターではコード構成音を省略して演奏されることが多いため、譜面上はCmM7♭5となどややこしい記載になることがしばしばありますが、キーやメロディーとの兼ね合いで理論上ではそのように表現されるということなので、実際の演奏ではそこまでコードネームは気にしなくて良いと思います。

その他のよく使うコード

ロックギターでよく使われるコード

サス・フォー

表記:Csus4
メジャートライアド(メジャーコード)の3度の音を半音上の4度の音にしたコードです。
Csus4 → C というようなコード進行で使用されることが多く、The Rolling Stones の Brown Suger のイントロなど印象的なハーモニーになります。

サスフォー

アド・ナインス

表記:Cadd9
トライアドにテンションノート(複音程)を加えるときに「add+テンションノート」という表記をします。その中でもよく使用されるのがadd9ですのでここで紹介します。
Jimi Hendrix の little wing や Van Halen の Dreamsなど、美しい響きが特徴です。
構成音:C E G D

アド・ナインス

オン・コード

表記:C/G , C on G など
それぞれのコードでは基本的にはルート音が一番低い音(ベース音)になりますが、ベース音を違う音に指定するときはこの表記になります。
ロックでは一般的に同じコードが続く途中で、ベース・ギターのメロディーラインが変化するときなどにこの表記になることが多いです。

オン・コード

テンションコード

4音でできた付加和音に、さらにテンション・ノート(9度以上の複音程)を含むコードをテンションコードといいます。
ロックギターではシンプルなコード構成が多いのであまり使用されることはありませんが、ヘビーメタルやプログレッシブ・ロックなど、ジャズ・フュージョンの影響を受けたロックでは使用される頻度も高めです。

転回形コード(コードアレンジ)

ルート音をコードの最低音に配置したものを基本形といい、ルート音以外のコード・トーンを最低音に配置したものを転回形といいます。
トライアドコードは三和音ですのでCメジャーコードだと、Eを最低音にしたコードとGを最低音にしたコードの2種類の転回形コードができます。
アコースティックギターでの弾き語りなどでは、転回形のコードアレンジはよく登場しますが、ロックバンドのアンサンブルにおいては最低音をベースギターが担うのでギターとしてはあまり意識することが少ないです。